【PIXTA】新機能「キーワード散布図」を使って売れる素材を探す

ストックフォト

どうもcoto.です。
今回はストックフォトサイトPIXTAに新機能が追加されていたので、自分なりの活用方法など。

「キーワード散布図」とは

「キーワード散布図」とは、素材のニーズを知るための検索キーワード分析機能です。2022年7月から公開されました。

検証はしていませんが、おそらくPIXTAにクリエイター登録していないと閲覧できないと思います。

キーワード散布図の画面

「キーワード散布図」の基本

開き方

まず開き方。

① PIXTAのマイページにログイン

② 左端メニューの「PIXTA analytics」にある「キーワード散布図」をクリック

キーワード散布図はマイページのメニューから

基本的な見方

詳しい(?)説明はPIXTA公式ブログのほうでされているので割愛しますが、縦軸がタグ付けされた素材の数、横軸が検索頻度です。

検索頻度は1000回の検索中、何回そのキーワードが検索されているか、なので1万回に1回なら0.1、1000回に1回なら1.0、1000回に10回なら10.0、ということになります。

つまり、上に行けば行くほどPIXTAに多い素材、右に行けば行くほどよく検索される(=ニーズがある)素材ということになります。

縦軸が素材数、横軸が検索頻度

ちなみに明記されていませんでしたが、この散布図はPIXTAに登録された素材すべてを分析対象としているようなので、「自分の素材の中で人気なものはどこかな?」といったことは一目ではわからなそうです。

操作方法

開いただけのキーワード散布図はごちゃっとしてよくわからないため、条件を絞る必要があります。

デフォルトの値

期間:表示する期間。1カ月ごとに選択できる。

検索頻度:横軸の表示範囲を設定する。最小値は0.01から設定できる。最小値を空欄にすると0.01~になる。

タグ付けされた素材数:縦軸の表示範囲を設定する。最小値は1から設定できる。

素材:素材の種類をどれか1つ選択できる。

「キーワード散布図」を使って売れそうな素材を考える

ストックフォトへの本気度は人それぞれですが、登録するからにはやはり多く売れるほうが嬉しいと思うので、「キーワード散布図」を使って売れやすそうな素材のキーワード・タグを探してみます。

検索頻度とタグ付けされた素材数の評価

まず、検索頻度(横軸)の評価ですが雰囲気的には0.2以下が多く、1.0を超えるタグは人気、といえそうです。1000回に2回以上検索されるようなキーワードは皆が買いたい超人気売れ筋素材ということですね。

つぎに、タグ付けされた素材数(縦軸)の評価ですが10万~20万程度が最も多いようです。同じタグが付いた素材は大抵そのくらいあるということですかね。買う側も検索方法工夫しないと探しきれなそう。

「キーワード散布図」の領域で特徴をみる

それでは軸の値の評価から散布図を4つの領域で区切って考えます。

キーワード散布図を領域ごとで評価する

上図の通りですが、少し説明を加えます。

① 左上の領域。ここは登録素材数はめちゃくちゃ多い割にあまり検索されていないものです。一般的なキーワードすぎてヒットする素材が多すぎるので購入者が避けるのかもしれません。人気がないというと語弊がありそうですね。登録する素材にタグとして混ぜておいて損はないですが、他と差別化は難しそうです。

② 左下の領域。有象無象の素材、というか「普通」のキーワードです。ストックフォトではニッチな素材も求められますからここのキーワードがダメというわけでは決してありません。むしろ差別化をはかるためにこの領域のキーワードは必須だと思います。ただ、ここのキーワードを入れたからといってばんばん売れることはなさそうです。

③ 右上の領域。もうね、みんな欲しいキーワード間違いなし。みんな欲しいし、素材も充実してる。ストックフォト業界の担い手といって良いキーワード達です。その分、自分の素材を見つけてもらうのは大変でしょう。いわゆるレッドオーシャンというやつです。検索に引っかかるためにはここのキーワードも外せませんが、それだけで勝負に挑むのは無謀ですね。

④ 右下の領域。ここ!!ここが最重要。ここのキーワードはすごくたくさん検索されるんです。それなのに素材数が少ない。つまりライバルが少ない狙い目ということです。絶対入れるべきキーワードでしょう。ストックフォト・ストックイラストをやっていると次どんなのにしようかなーと悩むことってありますよね。そんなときの強い味方にもなってくれそうです。

素材のタグ付け

新しい素材のジャンル決定だけでなく、既存素材をもっと売れるようにするためのタグ編集にも活用できそうです。

つまり上で分けた4つの領域からバランスよくタグ付けすると「検索に引っかかりやすく、差別化もできて購入もされやすい素材」ができるはず。

キーワード散布図が公開されて間もないので結果は保証できませんが、とりあえずしばらくは①10%、②50%、③15%、④25% くらいの割合でつけてみようかと思っています。

御託

こういう分析系は結果をどう評価するかが大切ですが、それについては公式ブログでほとんど触れられていませんでした。人それぞれだから自由につかってね!みたいな。

なので自分なりにこう使ったら良さそうかなーとぱっと見思ったことを備忘録を兼ねて書いておきました。どなたかの参考になればうれしいです。

欲をいえば、自分の素材だけでも分析できたり、1カ月ごとじゃなく指定期間で表示できたりするともっと使い勝手良いかなと思いました。

また何か気付いたら追記します。

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